やりたい事や夢に向け前へ前へ前進あるのみ

Profile
てぃーだ観光 大城 恵梨子(オオシロ エリコ)さん 37歳

NHKプロフェッショナルでも取り上げられた、全国的に有名な沖縄の「ちむぐくる」を語る観光バスガイド、崎原真弓さんが取締役を務める貸切バス会社「てぃーだ観光」。三線を奏でながら歴史や文化を語るそのガイドスタイルは、観光を楽しむだけでなく、沖縄の深い真髄に触れる機会を提供する。バスの中でお客様と共に沖縄の魂を「共有」することで、修学旅行生、団体企業、そして沖縄を訪れる世界中の方々に特別な旅を提供している。

てぃーだ観光でバスガイドを務める恵梨子さん。幼少期よりバスガイドを夢見ており、本年度てぃーだ観光に入社。念願だったバスガイドの職に就く。ちむぐくるを発信するガイドスタイルは奥深く、日々勉強の精神で前に突き進む。

Q.恵梨子さんとてぃーだ観光さんの出会いを教えてください。
#01

小学生の頃、バスガイドさんを見て憧れが芽生えました。首里城へのバス旅行で、バスガイドのキラキラした姿に触れ、「私も案内してみたいな」「こんなセリフを言ってみたいな」と思うようになりました。
幼少期からの夢を抱きつつ、社会経験を積みました。7年間のレンタカー会社勤務と約4年間タピオカショップの店長を務めましたが、バスガイドの夢を捨てきれず、友人に相談したところ、「てぃーだ観光には凄いバスガイドがいる。絶対できる、バスガイドをやった方がいいよ」と後押しを受けました。それで崎原さんに連絡をし、話を聞きに行ったのが一大決心のきっかけです。

Q.沖縄の歴史や魂に触れるツアーがとても魅力的です。お仕事のやりがいをお聞かせください。
#02

お客様に案内をしていると、真剣な表情で話を聞いていただける姿や拍手をいただいた時、そして「ありがとう」と声をかけていただいた時は、とてもやりがいを感じます。私はまだ入社して数ヶ月で、現場の経験は数える程度ですが、私の案内でお客さまに喜んでいただけることに、とても喜びを感じています。三線や語りべを通じてお客様と一緒に沖縄を感じる、てぃーだ観光のガイドスタイルに、魅力ややりがいを感じていますね。

Q.沖縄をより深く伝えるガイドスタイルは、とても珍しいですね。
#03

「ルーツを知り沖縄の魂に触れる」この表現には非常に深い意味が込められています。他にも多くの魅力的な観光バス事業者が存在しますが、てぃーだ観光では楽しい話だけでなく、沖縄戦の悲しい歴史や、南の島蓬莱で船を万国の架け橋にした貿易により栄えた琉球王国の話など、ガイドブックや観光雑誌では得られない、沖縄の真髄に触れられるツアーを提供しています。観光で訪れる皆様には、先人たちが築き上げた歴史や文化、魅力に触れながら、沖縄の魂を共有できる体験を提供したいという考えを大切にしています。

Q.崎原さんについてお聞かせください。
#04

「観光立国日本を元気にするための豊かな人や街づくり」をテーマに活動を行う姿は、とても素晴らしいと感じます。バスガイドだけでなく、講演会やライブ活動、保育園やPTAの集まり、公民会やホテル施設など、聴衆に合わせた独自の演出を行うことで、感動のひとときを共有できる場を提供していると思います。

Q.読者にメッセージをお願いします。
#05

夢を叶えることや理想の職業に就くことは、簡単なことではありませんが、行動を起こすかどうかで大きな違いが生まれます。確かに、「未経験者ができるのか」「年齢的に難しいのではないか」という不安が浮かぶこともありますが、情熱や前向きな考え方、そして諦めずに挑戦し続ける姿勢が肝心です。
私自身、幼少期から夢見ていたバスガイドの仕事に、年齢に関係なく辿り着けました。行動に移し、夢や目標を追求することは非常に重要です。私も皆さんと共に、ポジティブな姿勢で未来を築いていくことができると信じています。