安心と親しみ、感動が広がる新たな沖縄の魅力に出逢う空の旅

Profile
琉球エアーコミューター株式会社 客室乗務員  幸地 美樹(こうち みき)さん 24歳 2022年11月入社

琉球エアーコミューター(以下、RACと略)は、親しみやすいサービスで沖縄の島々を結び、地域社会への貢献に注力する沖縄発の地域航空会社。地元の誇りを胸に、安心安全で快適な空の旅を提供し、観光とビジネスの発展に寄与している。

台湾の大学を卒業後、2022年11月に客室乗務員(以下、CAと略)としてRACに入社した幸地さん。一人ひとりに寄り添い、オンリーワンなおもてなしを提供している。

Q.CAを目指したきっかけについて教えてください
#01

南大東島出身で、幼少期から飛行機は身近な存在でした。夏休みの家族旅行や母の地元への帰省でよくRACを利用しており、初めて搭乗した2歳から高校進学の15歳まで様々な場面でRACは私の生活の一部でした。搭乗のたびに感じるCAの美しくあたたかなおもてなしに憧れる一方で、子供ながらにCAを雲の上の存在と感じていました。台湾の大学進学により沖縄と台湾を行き来する中で、改めてCAの魅力を再認識。子供の頃に感じたRACのおもてなしが懐かしくよみがえり、CAへ憧れた気持ちは、いつしか具体的な目標になっていました。

Q.RACを選ばれた理由についてお聞かせください
#02

バトミントンの県大会でRACを利用した際、「南大東中学校の皆さん、頑張ってください!」とCAの温かなアナウンスに感動しました。RACは南大東島を含む離島の生活路線を担う航空会社であり、時にそのあたたかな寄り添いは私たち島民一人ひとりの心に響き渡ります。自身の成長の中で家族や島民に多く支えられてきましたが、RACはそんな私や島民を心から支える存在です。だからこそ、私はRACに入社して島民やRACに恩返しができればという思いから志望しました。

Q.CAのお仕事を具体的に教えてください
#03

お客様と共に飛行機に搭乗し、目的地まで快適にお過ごしいただけるようサービスを提供しています。RACは離島と本島間、または離島間の移動なのでフライト時間は短いですが、その中でもCAが手作りした地図「Simap(シマップ)」の配布や、毎月CAが一生懸命選んだ県産品の機内販売など、真心込めたおもてなしを提供しています。また、お客様の安全を確保するための各種保安業務にも従事しており、一人乗務にてサービスと保安業務の両方を担っています。お客様の安全を最優先に、一便一便常に真剣に業務に取り組んでおります。

Q.CAの魅力ややりがいについて
#04

お客様の素敵な旅路に携われることは、私の職務の醍醐味です。機内には旅行や帰省、ビジネスなど、多岐にわたるお客さまが搭乗されます。そんな多彩な方々との出会いが私たちの仕事を特別なものにしています。また、降りられる際に直接「ありがとう」と言っていただける瞬間が何よりもやりがいを感じる瞬間です。それぞれの旅路に寄り添い、心地よい思い出をお届けすることが私の喜びであり、この仕事の魅力の一部です。

Q.成功体験や感動したエピソードをお聞かせください
#05

南大東島は少ない人口がゆえ、皆がお互い顔見知りです。従って、南大東行きの便を担当すると、数名の方が知り合いで、搭乗時から喜んで声をかけていただけます。中でも、保育園の頃にお世話になった先生が搭乗した際は、私を見るなり感動し泣いて喜んでくれました。この再会は私にとっても感慨深く、育ててくれた先生に感謝の気持ちを返すことができた瞬間でした。これからも皆さんに感謝の気持ちを込めて、さらなる恩返しをしていきたいと心から考えています。

Q.RACの魅力を教えてください
#06

島が空で繋がっているように、私たちRACとお客様は極めて近い繋がりを感じます。離島には高校が存在しない場所もあり、中学校を卒業した子どもたちは15歳で新たな旅に出発します。「15の春」と呼ばれる瞬間です。彼らは高校や大学を卒業し、社会人としての一歩を踏み出します。そして里帰りで島に戻り、就職、結婚、出産を経て、再びお子さまを連れて島に戻ってきます。RACのCAは、島の人々の喜びや別れ、そして再会といったドラマをずっと見守り続けています。地域に寄り添い、地域のために尽力する「RACだからこそできる」この繋がりこそ最大の魅力です。

Q.RACの職員としての責任についてお聞かせください
#07

お客様の安全を大前提に、離島の生活を支えるという責任を胸に、日々業務に専念しています。RACの航空路線は人々の移動だけでなく、離島への生活物資の輸送も担当しています。私は小学生の頃、台風によって給食が中断された経験があります。その際、RACの貨物臨時便が運んでくれた食料には大変助かりました。私たちは離島の生活路線を支える重要な役割を担い、その社会的な使命を強く自覚しています。

Q.幸地さんが考える沖縄観光の魅力とは
#08

豊かな緑に美しい海は、私にとっては幼少期からの日常風景でしたが、大学進学を機に台湾で生活する中、帰省時に再開したその景色には、魅力を超え感動を覚えました。沖縄は、一度会えば皆兄弟「イチャリバチョーデー」や、助け合いの精神「ユイマール」といった、皆で包み込む考え方や独自の温かい文化が根づいているからこそ、沖縄の風景がより一層色鮮やかに映り、沖縄観光の魅力に繋がっていると思います。沖縄を離れてみて、改めてその魅力に気づくことができました。台湾の友人も沖縄はアジアを代表する観光地だと評価しており、国外から見ても沖縄は非常に魅力的だということは、非常に嬉しい気持ちであり新しい発見でした。

Q.CAとしてのお仕事が、沖縄観光と地域振興にどのように貢献していると感じますか
#09

私たちCAは、機内業務を通じておもてなしの心を提供し、沖縄観光に寄与していると考えます。また、オフィシャルブログ「美らっく」では、観光雑誌や旅行サイトでは得られない沖縄の魅力を紹介。旅行者に親しみを感じてもらえるよう努めています。さらに地域振興において、各離島の学校ではマナー講座も開催。この講座をきっかけに新たな観光従事者が誕生することで、雇用の増加が見込まれ、地元の文化や観光資源が新たな価値を見出すきっかけに繋がると考えます。総じて、私たちCAは「RACだからこそできること」を追求することで、更なる沖縄観光や地域振興に寄与していると感じています。

Q.読者に向けメッセージをお願いします
#10

今、一緒にお仕事をさせていただいている先輩CA方は、おそらく私の幼少期を、搭乗のたびに見守ってくださったことでしょう。そのことを思うと、非常に感慨深いです。このような素晴らしい出会いが、読者の皆様にも必ず訪れることを信じています。私自身も、皆様との出会いを心待ちにしています。